両生類

ヒメアマガエル

(ジムグリガエル科)
体長:約2cm
分布:奄美以南の熱帯地域

 体型の大きさが、ちょうど将棋の歩のような形をしています。雨の前に盛んに鳴き、観察するために近づくと鳴き止んでしまいます。草葉の陰で鳴くので姿をなかなか確認できません。

ミヤコヒキガエル

(ヒキガエル科)
体長:6.1〜11cm
分布:宮古、池間、伊良部島

 本土産のヒキガエルに比べ小型で、四肢は短く、後肢のみずかきはよく発達しています。耳の後ろにある耳腺よりガマの油といわれる乳白色の液(刺激物)を出します。左右の上まぶたのあいだは幅が広く、ほとんど凹みがありません。背表の皮膚は比較的小さい多数の隆起でおおわれ、頭部背面にも小さい顆粒をもつことが多いです。一般に雌雄差が大きく、雄の体背面は黄褐色で、ほとんど斑紋がなく、繁殖期には黄色が目立ちます。雌はオレンジ色がかった褐色。低地の畑や草地に生息し、著しく乾燥する場所にはいません。繁殖期は9〜3月で、ため池や防火水槽などの止水に1万2000〜1万4000個ほどの卵を産みます。幼生の多くは3月以降に変態し、変態時の体長は11oほどです。宮古固有亜種。

ヌマガエル

(アカガエル科)
体長:4.3〜6.7cm
分布:宮古諸島

 沖縄諸島のヌマガエルに比べ大型で、頭部から尾部にかけて背面の正中部に白線を有するものと欠くものがあります。頭部は細長く、左右の上まぶたのあいだは上まぶたの幅よりも狭く、平坦で凹みません。体背面には多数の不規則な縦長のいぼ状隆起があります。みずかきは発達が悪く、切れ込みが深くなっています。雄はのどの下の正中部に単一ですが左右に分かれる鳴のうを持ちます。行動は敏しょうで、平地の沼地などで見られますが、水辺からかなり離れた場所でも生活します。繁殖期は5〜8月で、ため池や側溝の他、降雨の後の一時的な水たまりなどの浅い止水にも産卵が見られます。雌は卵が成熟すると産卵をくりかえすらしく、1100〜1400個ほどの卵を産みます。変態時の体長は14mmほどです。

シロアゴガエル

(アオガエル科)
体長:4.7〜7.3cm
分布:宮古島

 頭部も胴も比較的細く、吻部はとがっています。緑色系統ではなく褐色で背中に褐色の縦線を有するものと欠くものとがあります。指に吸盤があり、前肢指間のみずかきは非常に発達が悪く、主に樹上で生活しますが、低平地の多様な環境にも生息し、市街地や耕作地にも多く見られます。繁殖期は4〜10月で、ため池や水たまりの周辺、湿地の地面や草むら、人工池の岸などで繁殖し、クリーム状で泡状の70〜80mmほどの卵塊を産みます。蔵卵数は約400個で、卵径は1.5mm程度。孵化した幼生は、くずれた卵塊とともに近くの止水中に流れ出て、そこで生活します。

資料提供:宮古島市総合博物館

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